受験するキミへ! 思いつくままアドバイス!  HPトップ  

受験するキミへ! part1

現在の段階において、勉強ができなくても良い。テストの点数や偏差値が悪くてもいい。そういう人は、本番の試験で勝つことを考えよう。
そのために大切なこと。

まず、次の2点を再確認ししっかりと自覚すること。
@ 自分が受かるために勉強しているのである。
A 自分が受かるために勉強しているのである。

受験は個人が自分の可能性を追求のためにするものであり、きわめて個人的なものだ。受験するもしないも個人の自由。失敗も成功もすべて個人に帰する。だから、受験する以上は自分のために勉強しなければならない。この点を逆転し、たとえば、塾のために勉強するようになってしまうとしたら、それは「主客転倒」だ。塾は自分が受かるための手段に過ぎない。「塾の宿題をしないとおこられるから宿題をする」、というのは既に宿題の目的を見失っている。宿題は自分のために役立つ限りですればよい。テストの結果にいつも落胆しているのは既にテストの目的を見失っている。自分の現在の力を確かめ、自分に欠けている点を補い、自分が今後どうするかの戦略を立てるためにテストを利用するのであり、結果を感情的にとらえるべきではない。*なお、自分のために勉強するということは、たとえば電車の優先席を老人に譲らないで、自分の勉強のために使うというようなこととはまったく違うこともちろんである。

受験は受かるためにするのであり、塾に通うことも、宿題をすることも、テストを受けることも、すべて受かるためにするのでなければならない。「受かる」という目的のために役に立つかどうかで、塾に行く必要性、塾の授業の必要性、宿題の必要性、テストの必要性を判断すべきだ。友だちとあそぶために塾へ行くというのは、目的の履き違えもはなはだしい。
受験するキミへ! part2

鉢巻を締めて、気合を入れたところで、成績が上がるわけではない。そういう感情の高ぶりや興奮は勉強にとってはさしたる意味はない。大切なのは理性的で冷静な方法なのだ。君の成績が悪いのもこの方法を欠いているからだ。と言っても、方法は技術なので、すぐに身につけ使えるわけではない。

では、どうすればよいのか。
成績が振るわない一つの原因として、的はずれなことはしているが、だれでもできる基本的なことをしていないというのがある。
この点で負けるということは、勉強の土俵に登ることができていないという意味で致命的であることを忘れてはならない。
次のことは、成績がよい悪いにかかわらず誰でもできることだ。だから、まず、これらの基本的なことから実行しよう。

@問題に真剣に取り組む。
A先生の話をよく聞く。
Bメモ・ノートをすばやくとる。
C本文にチェックを入れる。
Dできなかった問題の復習をする。できれば、できた問題も復習をする。

塾へたくさん通ったとしても、こういう基本的なことをしていなければ、勉強は身につかない。テストをたくさん受けたとしても、やはり、こういう基本的なことをしていなければ、勉強は身につかない。成績を伸ばすために必要なことは、身につけるということなのだ。身につかなければ、宿題をしても、塾へ行っても、テストをしても、すべて無意味。そこで、まず、上のような基本的なことをするようきちんとするように心がけること。これは自分の生活習慣を作るということであり、意志力がいる。その意味で楽ではない。しかし、的外れなことをして体力をすり減らしているよりも、はるかに生産的であり、自分のためになることなのだ。だから、実行しなければならない。君自身の意志において。
*他人の与えるそれらしい指示に身をゆだねることは楽なことではあるが、危険なことでもある。それは歴史の経験が教える。
受験するキミへ! part3

君は本当に受験をするのか?
この質問に対する答えは、「イエス」か「ノー」のどちらかだ。だから、この質問に口先で答えることはきわめて簡単だ。

では、君は本当に受験に耐えられるだけの勉強をするのか?
この質問には答えなくてよい。
なぜなら、君が本当にそれだけの勉強をするつもりであれば、君はそれを実行するだろうから。そして、実行こそが大切で、形式的な答えなどどうでもよいからだ。
受験するキミへ! part4

君は、練習の過程で失敗を恐れすぎていないか。
あえて言おう。練習とはあれこれ工夫し、一生懸命取り組んで失敗することだ。そういう練習と失敗があって初めて、他人のアドヴァイスも生きた意味を持つ。
テストで悪い点を取って、クラスが下がることなど恐れている暇があったら、どうすればよい点が取れるかの作戦を立て、それを実行しては、勉強方法を修正してみよう。何度かやってみるうちには方法が見つかるはずだ。そして、そのときこそ、他人のアドヴァイスが役立つはずだ。
そのときから、トップに躍り出ればよいではないか。
そうやって、自分で方法を見つけていくことが、何回かどん底を味わったとしても、今後の君の人生にも大きな意味を持つと思うよ。
受験するキミへ! part5

授業中に眠たくなったら、あくびをしてもよい。昔の先生は、生徒があくびをすると、「たるんどる!」と怒ったそうだが、生理的な条件反射をおこるのは不合理だろう。むしろ、あくびをすることで、意識が軽くリセットされるのであるから、あくびは歓迎されるべきものなのだ。

さらに、眠たくて耐えられないと思ったら、早めに10分くらい机の上で眠りなさい。10分経ったら起こしてあげるから。10分の居眠りは10分のロスですむが、眠いのをがまんして30分も40分も舟をこいでいるのは無駄というものだ。

それに10分程度のロスは、幾度も復習をしながら前に進んでいく授業では自然に補われるから大丈夫だ。

実は、このことには、受験にも通じる大切な原理がかくされている。
すなわち、ロスを最小限にして、可能最大限の効果を上げるということ。
受験するキミへ!  part6
君は10このことを覚えなければならないというときに、ただ10項目をそのままおぼえようとしていないか。

たとえば、3つ、3つ、2つ、2つに分けて、それぞれを覚えて、後で4つのパートをつなぎあわせるようにしたらどうかな。
3つや2つならすぐに覚えられるだろう。それぞれのパートを覚えてしまえば、それをつなぎあせるのは簡単にできるはずだ。

覚えようとしてじっと一箇所を見ているということは無いだろうか?まるで何かをのろっているみたいだよ。
覚えるべき対象をしっかり意識するためには、書いてみるということが役に立つ。時間がかかると思うのは無精なだけで、書いてみれば意外と短い時間ですむ。
それに定着がよければ、多少時間がかかっても損はない。
一回で覚えようとせずに、その対象を覚えるためにかける時間はほとんど瞬間か、字を書く時間だけにして、何度も繰り返したほうが、覚えやすい。また、定着もよい。
受験するキミへ!  part7

ひとつの問題がわからないとき、君はその問題ばかりをじっと見つめているのではないかな?
人間の頭の中の情報伝達・情報処理の回路はネット状になっている。
だから、いろいろな角度からその問題へのアプローチをしなければならない。このことを端的に示したことわざが「・・・・・・・・・(答はこの文中にあります)」だ。
その切り替えは、他の問題をやることによって可能になる。いったん他の問題をやってから、その問題にもどってみると、最初は解けなかった問題が、もの見事に氷解するということがある。

だから、分からないときは1分じっと考えて、先に進み、できる問題からやれ。 押しても駄目なら引いてみろ。
受験するキミへ!  part8

試験は立会いが勝負だ。最初の問題がうまく解けると、調子が上がり、一気に最後まで解けるということがある。こういうふうに調子のよいときはよい。問題は調子の悪いときにどうするかだ。人間は、体調や気分によって、うまく試験問題と取り組めないときもある。しかし、そんなときでも、試験は受けなければならない。どうすればよいのか?
調子を上げるための方法をあらかじめ持っていなければならない。
簡単な問題からやるということだ。
@漢字・つなぎ言葉などの基本問題からやる。
A漢字が浮かんでこなかったり、どのつなぎ言葉を入れたらよいのかわからないときは、保留して他の簡単そうな問題を解く。
Bたとえば、文章題が2問あるような場合、最初を軽く読んでみて、入りやすい方から入る。
C記述の問題は、書くべきポイントを考えメモしながら、選択問題をやる。
D選択問題は、×を見つけるつもりでやる。最後の二つのどちらかにしぼれない場合、鉛筆など倒さないで、保留して他の問題をやる。
E1分犠牲にして試験とはまったく関係のないことを考えてみる。「ダジャレ魔女ラ*&ベ*ー」とか、「千円の風薬を飲んで」とか… 
 くだらなくてもいいから兎に角転換を図る。
受験するキミへ!  part9

自分で工夫しよう。たとえば、「同訓異義語」の覚え方を工夫してみよう。 

@熟語と関係させて覚える。
 事態をオサめる。←収拾する
 学問をオサめる。←修業する
 水をオサめる←治水

 住居をオカす。←侵入
 危険をオカす。←冒険
 法をオカす。←犯罪

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 3時に勉強をハジめました。   ←開始


Aイメージで覚える。
 カタ破り    ←タイヤキを焼く時の外側の枠 それを破る。
 カタにはめる。←タイヤキを焼く時の外側の枠 それにはめる。
 カタをとる。←タイヤキを焼く時の外側の枠 それをつくるためにカタをとる。
 カタくずれする。←外側の枠ではなく、形じたい。タイヤキからあんこがはみ出している。

B論理で覚える。
 家のオモテ ←表⇔裏の関係がある。
 水のオモテ ←表⇔裏の関係はない。「面」の意味。

Bグループ化して、限界を確かめる

 ハヤ足←早足
 足がハヤい←足が速い

 理解がハヤい←早い
 手がハヤい←早い
 この車はハヤい←速い
 脈がハヤい←速い
 流れがハヤい←速い

 まだハヤい←早い 時間
 

Cグループ化して、具体例を覚える。
 ハカる
時間をハカる。←計る
体温をハカる。←計る

重さをハカる。←量る
容積をハカる。←量る
真意をハカる。←量る

距離をハカる。←測る
深さをハカる。←測る

Dグループ化して、具体例を覚える。意味を探求してみる。
台にノボる←上る・一回的あるいはそれに近い動作で、過程はほとんど問題にならない。その上に立つ。
リングにノボる←上る。
山にノボる←登る・上の方へ移動していく動作・下から上へ移動していく過程の動作。
木にノボる←登る
坂をノボる←登る

川をノボる←上る 動作というよりも移動の仕方
都へノボる←上る 
受験するキミへ!  part10
睡眠時間を削るな。
睡眠時間を削らない勉強の工夫をしろ。

居眠りをしよう。塾へ行くと一日の学校の疲れがどっと出て眠くなる人は、塾へ行く前に10分か15分居眠りをしよう。
塾へ早めに行って15分くらい居眠りをしてもよい。
塾の授業の前に、あるいは休み時間に、友だちと大騒ぎをするのは集中力の維持にはマイナスだ。
授業前は教室がうるさくて居眠りできない? それなら、家で居眠りし塾にはぎりぎりに行く。但し、走らないこと。

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